ー 遥彼方 ー 新撰組と共に 【番外編】




 遥「平助!平助!ちょっと来て!」

    平助「何だよ」

   イタズラ心が芽生えた遥

    しかし……物は持てない

マッチ棒が入ったお椀とお箸に手を添え


   遥「平助……御武運を………」


   平助「(プルプルプルプルプル)

     まさか……その為だけに

  呼んだ訳じゃねぇよな…………」


   遥「ふふふふふふふふ

      御名答……………」

 平助「土方さん……………………」


 土方「ご自由に………………」


   平助「ふっ! ありがとう!

     まず……箸は何の為に?」

遥「船をどうやって動かすつもりだ?」

  平助「分かった………じゃ、遥…

     またなっっっ!!!」

    拳を振り下ろした平助……

 遥はヒョイッと避け、新八の頬にヒット

  遥「あ~~~~~あ~~~~~」

  新八「あ~あ~…じゃねぇ!!!

    避けるな!馬鹿やろう!」


 遥「イヤイヤイヤイヤそれおかしいでしょ!

殴られるの分かってて避けられるのに避けないでやられる馬鹿いないだろう!」


私と新八が言い合ってるのを良いことに

   もう一発見舞ってきた平助。

      
       バキッ!

   
  遥「止めて!早く航海に出ろ」 


 新八「………………………………

   遥ぁーーーーーーー!!!」


遥「何っ!止めてよ!人のせいにするの

   新八も避ければ良いじゃん!」


  新八「お前は……俺がやる!!!」


 遥「あーーーーーーーーーー!!!

  私がトイレ行っちゃった!ちょっと

  行ってくるーーーーー!!!」

   
    部屋を駆け出した遥


   左之「といれ?何だぁ?」


土方「っ!そうか!厠だ!行くぞ!」


   皆も走り出し、遥に追い付く
 

   

   
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