ー 遥彼方 ー 新撰組と共に 【番外編】
遥彼方 新選組と共に…………
遥が目を開けると……天国にいた
遥「お父さん……お母さん………」
遥父「お疲れさん!ほらよ!」
遥に抱かれたのは…………
産まれたばかりの隼……
遥は隼に抱き付いて号泣した
遥「歳を残してきたことが寂しい
歳に会いたい…………」
遥父「お前が迎えに行けよ………
歳君を……」
遥「うん……で、何でお父さんがいるの」
遥父「お前の葬儀の後、敵の返り討ち」
遥「そっか……お父さんもお疲れ様」
遥父は遥を抱き締めた
遥父「まさか……俺の大好きな
土方歳三と結婚するとはな!
お前を誇りに思う。それに!
土方歳三の子供だぞ!!!
俺の孫だっっっ!!!
お前は 親孝行だな…………」
遥「はい……私は幸せです……
でも…歳に…会いたい……
歳が……隣にいない…」
ポロポロポロポロポロポロポロポロ
遥父「隼が……いるだろ?
歳君が来てくれるまで
しっかり育てろ………
それがお前の仕事だ……」
遥「うん」
毎日……育児の合間に泣いている遥
『お前は俺が好きで好きで好きで好きで抑えられないんだよな!!!』
『強いて言えば………好いている』
『悪いな…勝っちゃん!今勝っちゃんに構ってる暇はないんだ!!!』
『尼にしては別嬪だ』
いつもいつも頭の中には土方の笑顔
土方を庇って死んだことは
後悔してないけど……
隣に歳がいないことが辛過ぎる
数年が経ったが……いつも隼を通して歳を見て……いつも泣いていた………
遥「ビデオレター……見たかな……?」
撃たれる前日に撮っておいたのだ