運命という名の中で…only you


あたしは 恐る恐る大輔さんに
電話を差し出すと 一瞬 顔色を変えたけど
「ああ あっそう」
と 一言 言うと 勝手に電話を切って
あたしに 手渡した。


「納得してくれた?」


「今日は帰るわ」


って 答えになってない。


まだ 疑ってんのか?分かんない。


あたしが 車から降りたら
さっさと 帰っていった。


なんだか 疲れた。。。


あっ!
翔太にかけなくちゃ。


「何?彼氏
まだ 疑ってるわけ?」


ちょっぴり不機嫌な翔太


「ごめんね
ホント 申し訳ない」


「男と電話しても ダメなのか?」


「まぁ~ちょっとね」


「感じ悪い人だった
オレがまだ 説明してんのに
あっそうって切りやがった」

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