運命という名の中で…only you
「あ~!午前中も終わったぁ~!」
背伸びをしてると 中田さんが
『お昼一緒に行かないか?』
と 誘ってくれた。
中田さんとは 中田大輔さんと言って
4つ年上
仕事を教えて貰ってるのだ。
最近よく お昼を一緒にしてる。
翔太と別れて以来
友人たちも 心配してくれて
合コンとか 色々 場を設けては
くれたけれど
イマイチ 乗る気がなかった。
それは…
男性不信と言うか
また 騙されるんじゃないか?
と 考えちゃって…
一歩前へと進めずにいた。
でも…
この中田さん
落ち着いてて 気さくで 優しくて
考え方だって 大人。
あたしは 中田さんに
惹かれていってた。
別に 告白しようなんて
思ってるわけじゃなくて
ただのあこがれだった。