運命という名の中で…only you
次の日
休みたくても 自分の仕事があるから
休めない。
金曜日…。
大輔さんを見かけても
声をかけることはない。
もちろん 向こうも そう。
あれで あたしたちは
別れたんだよね。
確認しなくたって
ちゃんと別れてるよね。
数日後
「木村ちゃん!どうしちゃったの?」
白石さんが あたしの総務課へ。
「えっ?」
「中田くんよ!別れたって?」
「あ…まぁ…」
白石さんに報告してるんだ
と言うことは 終わってるんだ。
「ご免なさい
せっかく仲に入って貰ったのに
こんな形になっちゃって!」