運命という名の中で…only you


それで 引き下がる由美じゃなかった。


オレのアパートまで来る始末…。


2~3回 押しかけてきては
オレが送り返す。


『彼女がいるのは知ってる!
だから一番じゃなくてもいい
二番にして』


『兄貴はどうすんだよ!』


『別れる!翔太が 好きだっていうから』


『はぁ?やめてくれよ!
頼むよ!』


そしてついに
運命のあの日。


『やっぱり翔太のことも諦める!』


と ワザワザ 家まで 言いに来た。


『そうか…』


やれやれ
と思ったときだった。


急に 着ていた服を 脱ぎはじめのだ。


『やろう!
そうしたら諦めるから』


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