運命という名の中で…only you
千穂は オレを殴って帰って行った。
由美が 『続きしようって言ったじゃん
やろう』って…。
でも…。もうできなかった。
何度 千穂に電話をしようと思ったか。
千穂からは かかってこない。
おまけに由美は
オレ兄貴に
「翔太の寝たから 別れよう」
なんて 言ってるものだから
兄弟喧嘩。
「由美がオレを襲ってきたんだよ!
知るかよ!」
「そんなの追い返せばいい話だろ?
由美に 惚れたのか?」
「違う!オレは彼女だけだ
その彼女を傷つけてしまったのに!」
「知るかよ お前が彼女とどうなろうが!」
台所で喧嘩するものたから
母親が慌てて 仲裁に入った。
「フフフ 青春してんね!」
と 一言。
しかし
最悪の日だった。