運命という名の中で…only you


部屋へ帰ると
ベットは 綺麗に整えられている。


ここで?
兄貴と千穂が?


そう思うと きれいなベットを
グチャグチャにしてた。


怒りの収まらないオレは
千穂に電話をして マシンガントーク。


「どうだ?気分は?
楽しかっただろ?
オレがまんまと 騙されていくのが!
気がつかないオレもオレだよな
あれだけ 悲惨な別れしといて
コロッと オレのことが好きとか
言うはずないもんな
バカだよオレは…ハハハ」


「翔太…。ゴメンね
ホントにごめん」


「謝るくらいなら はじめっからすんな!」


「もう 何言っても 言い訳にしか
聞こえないよね
ホントにごめん」


千穂は 勝手に電話を切った。


< 149 / 194 >

この作品をシェア

pagetop