運命という名の中で…only you


あれから 3ヶ月が過ぎた。


「アハハ~」


兄貴の部屋で 女の笑い声がした。


千穂?


まだ 忘れられてないオレは
バカだよな。


騙されたって言うのにさ。


兄貴と千穂は
順調だと 言う。


「う~ん」


甘い声が始まった。


くそ!また やってんのか?
人が 出来ねーって言うのに…。


ガタガタと 音がする。
耳をふさいでも
聞こえてくる。


わざとか?


だから オレも
わざと 壁を蹴ってやる。


すると パタッと
音が止まるが
それは しばらくであって
また始まる。



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