運命という名の中で…only you
「うん?
愛のない恋愛は無理ってことはぁ~
そこに愛があれば オッケイなわけ?」
「もちろんですよ~!
なーんて そんな簡単な訳 ないですけどね」
「オレが 木村を好きだと言ったら?」
うん?
なんか 変な言葉が聞こえてきたけど?
「はい?今なんて?」
「何度も言わせるなよな
オ・レ・が・
木村を好きだと 言ったら?」
一瞬 えっ、、、と思ったが
それは 社交辞令に過ぎない。
「アハハァ~!
もぉ~ いいですよぉ~
無理して言わなくても!
さっ!食べたら帰りましょ!」
「まったくぅ~!お前ってヤツは…。
はぁ~」
中田さんは大きなため息ついた。
そのため息の意味は 分からないまま
あたしたちは 会社へと 戻ったのだった。