運命という名の中で…only you


あたしが 席に戻ると
咲良と道也は
「道也は しっかり食べなよ」
なんて 取ってあげたり
「お前こそ ほら!食えよ」
「あっ!道也 口に付いてる」
「どこ?取ってよ」
「もう 仕方ないなぁ~」
って イチャイチャしてる。


「おいおい!
普通目の前でやるかなぁ~!
まっ?この中で寂しいのは
このオレだけだからな」


さっき 言ったことと違うじゃん!
それなりに居るって…。


すると


「待って!オレだけ?
千穂もでしょ!」


咲良のバカ!余計なことを…。


「千穂も?さっき
彼氏が居るって言ったぞ」


咲良が横目であたしを見た。


< 174 / 194 >

この作品をシェア

pagetop