運命という名の中で…only you
あたしが 席に戻ると
咲良と道也は
「道也は しっかり食べなよ」
なんて 取ってあげたり
「お前こそ ほら!食えよ」
「あっ!道也 口に付いてる」
「どこ?取ってよ」
「もう 仕方ないなぁ~」
って イチャイチャしてる。
「おいおい!
普通目の前でやるかなぁ~!
まっ?この中で寂しいのは
このオレだけだからな」
さっき 言ったことと違うじゃん!
それなりに居るって…。
すると
「待って!オレだけ?
千穂もでしょ!」
咲良のバカ!余計なことを…。
「千穂も?さっき
彼氏が居るって言ったぞ」
咲良が横目であたしを見た。