運命という名の中で…only you
「くそ兄貴のヤロー!!!
帰ったら ただじゃ 許さねーから」
「まぁーまぁー」
仲裁に入る道也。
「そんなこと ほじくりだしたら
翔太がお兄さんに 殴りかかるだろ
もう 昔のこととして
翔太も 自分の胸に納めて!
肝心なのは お前らが どうしたいか?
だろ?」
「オレは…」
そう言うと 急に正座する翔太
「ごめん…
オレは 千穂をいっぱいいっぱい
傷付けた
こんなオレでも もし
もし もう1度付き合ってもいいよ
って 思ったら お願いします
今日は これを言いたくて
コイツらに頼んだんだ
どうしても 自分の気持ちを伝えたくて
伝えなきゃ この先後悔するって…」