運命という名の中で…only you
美味しそうに食べる大輔さんを見てると
幸せな気分になる。
そして 作って良かったなぁ~
なんて…。
つい 見惚れてしまう。
「なに?」
「なんでもない」
「見んなよ!」
と あたしの鼻の先を摘まんでる。
「痛いぃー!大輔さん!」
・・・なんて 端から見たら
あたしたち バカップルかも?
そんな、あたしたちが
始めてキスをしたのは
それから 数日後。。。
会社の帰り あたしのアパートの
下まで送ってくれた車の中でのこと。
その日 なかなか シートベルトが外れなくて
『アハハ まだ帰るな!って
言ってんのかな?』
と 笑ってると
『ほら!やってやろう
手を退けて』
って… その瞬間だった。