運命という名の中で…only you
あたしと翔太は 同い年で
学校は違う専門学生だけど
友人の紹介で知り合った。
何となく意気投合して
何となく付き合いはじめて
でも…
はっきり言ってくれてた。
『千穂のこと 好きだ
これから先も 千穂だけだ』
って…。
1年も付き合ったのに…
遊ばれてたなんて…。
由美ってヤツとも1年?
そんな素振り全くなかったのに…。
友人の咲良に言うと
『嘘でしょ?』
が 第一声だった。
「あたしだって そう思いたいよ!
でも 現実見せられちゃった!」
「翔太が?まさか?
絶対何かの間違いよ!」
「そう言ってくれて 有り難いけど
間違いじゃなかったの!」
「いやぁ~ 男って分かんないねェ~
しかし!翔太!あたしも1発殴りたいわ」
それから 咲良とずいぶん語って
色々話を聞いて貰ったのだった。