運命という名の中で…only you
珈琲を入れ 大輔さんに差し出すと
座ってたのに 立ち上がり
あたしが座ってる横へ 位置を変えた。
あたしの肩を抱き
「わがままばかりで ごめんな」
って。
いつもは 大人の余裕なのに
今日は スゴく小さく見える。
「別に 謝らないでよ」
「ごめん」
「もー!またぁ~!」
あたしは ただ
束縛から 少しだけ解放してくれたら
いいだけだから…。
きっと 分かってくれるよね。
そう信じてた。