捕らわれ妖精
「僕の家の空き部屋です。」
その人...遥斗はさらっといった。

「へー、遥斗の家...ん?え?えぇえぇっ!?」
部屋に私の叫び声が響く。

確か大樹様は、人間界の¨外¨につながっていると言ってたはずだ。

しかし、今はどう考えても¨中¨に居る。

軽く頭がパニック状態になっている私に、「だ、大丈夫ですか?」と心配そうな声がかけられる。

大丈夫なわけがない。


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