ももいろの黒。
タイトル未編集
シーツと人の肌が触れ合う音。
ピンク色の照明とピンク色の壁紙
むせかえるほどのピンクに包まれて
わたしはスーツをきた男とホテルのベッドに、横たわっていた。
わたしはまだ着始めて2年にも満たない
制服をはだけさせ、男が自分の首元に顔をうずめるのに抵抗もしない。
ベッドに乱雑に置かれた自分のスクールバッグからのぞく、まだ折り目ひとつない一万円札4枚をじっと見つめていた。
「、、、っ。」
首元にチクっとした痛みが走る。
「、、、痛い。」
わたしがそういうと男は嬉しそうに
気持ち悪い笑い声をあげた。