ありがとう~君に贈る小さな想い~
「杏菜!」



「直生くん?どーしたの?」



「俺は鈴木万生!俺は杏菜が好きだ!」



「え?何言ってるの?万生くんは死んだの...」



「俺は万生なんだ。信じれないなら、晶がいる

だろ?晶は女が嫌いで俺らの大親友!」



「確かにそれは直生くんには言ってない...

嘘...万生くんなの?ホントに?」



「あぁ。そーだよ。」


「私ね、万生くんが好き...なのに私ったら晶が

好きだと思ってた」




杏菜が俺を好き?



嘘だろ...



なんで気づけなかった?



うれしい。



うれしい...



「うれしい。けど、俺には時間がないんだ...だ

からごめんな?これから幸せになれよ!俺はま

た生まれてくるから、お前ら以上に幸せになっ

てやるから!な?だから、泣くなよ」



杏菜は涙を拭い笑顔で言った



「うん!万生くん!私万生くんが大好き!だか

ら万生くんが望むなら、私は幸せになる!直生

くんよりも!晶よりも!そして万生くんよりも!」



「じゃあ!もう行くな?」





「「幸せになれ!」」












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