冷酷な貴方が好きなんです
あれから何日かが過ぎたころ
いつものように出勤の前に
カフェにたちよった。
いつもはガラス越しに光が入り
いい眺めのはずが今日は雨が降っている。
「なんだか綺麗...」
ガラスが滲みそれはそれで素敵に思えた。
「雨も悪くないな」
そうこうするうちに
注文したカフェラテがきた。
店員「どうぞ、ごゆっくり」
うん、今日も店員さんはいつも見ない顔だ。
カフェラテを飲むといつもと少し違う甘みがあった。
しの「あっ..あの...」
店員「はい」
しの「えっえーっと、あの..
そのっいつものと少し違うきが...」
店員「あぁ、すいません。」
「いつものは砂糖なんですが、
疲れて見えたので蜂蜜を少し入れまし
た。」
この店員さんはいつもはホールではなく
キッチンの人だったのだ。
だから、私のこともよく知っていたらしい。
しの「ありがとう、実は疲れてたの」
「毎回おいしいカフェラテありがとう」