第2弾しましまパンツマン
「あーーっ!!Σ(・□・;)」

夕刻。
旅館の奥の間まで叫び声が響いた。

「イチノちゃん、声が大きい」

イチノは仲居頭に釘をさされ、「すみません」と言ったものの、宿の予約帳を指差した。

「げっ……あ、いや……その」

つい口走り、動揺する仲居頭にイチノが追い討ちをかける。

「あっ、なっしーが!!」


「GYAーーーーっ」

顔はひきつり、形相はモンクの雄叫びと化した仲居頭の顔に、「お前の顔がコエエよ」一瞬思ったイチノだが、言わずにおいた。

「うっそ♪」

「イチノ――っΨ(`∀´#)」


慌てて逃げるイチノを血相変え仲居頭が追いかける。

廊下を小走りしながら、イチノはふいに振り返った。



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