第2弾しましまパンツマン
「へぇ、これか。周桜と、うちの大学のオケ部、管楽器(吹奏楽)精鋭が演奏してるCMって」

「えっ!? このCMの演奏って、詩月くん以外はプロの方ではないんですか?」

「ああ、初めはそうだったんだけどね。学長が、周桜を起用するなら演奏も全て、うちの学生の演奏で録れって、ごり押ししてね」

「そうそう、あの学長は学校の宣伝しか考えてないからな。金管楽器もヴァイオリンも、音大のトップ選りすぐりしたメンバーだ。因みに曲のアレンジは、詩月なんだぜ」

「マジか」

イチノがポツリ言う。

「信用してないだろ!?」

「実際に弾いてみたら?今、ここで。幸い、騒いだり黄色い声援してきそうな人もいないみたいだし」

理久と詩月を促すように貢が言う。



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