第2弾しましまパンツマン
遭遇
電話の予告通り、半時後きっかり。

旅館に着いた大学生3名と中居イチノを出迎えた女将コルキは、「あら、イケメン」小さく呟いた。

「お世話になります」

理久を筆頭に3名揃い深々と頭を下げた。

頼りな気に理久の後ろに立っていた詩月は、頭を上げるなり、沈むように踞った。

「周桜!?」

「ったく。貢、荷物は任せた。女将さん、急かせてすみませんが部屋はどちら?」

「連れさん、大丈夫……」

「電車酔いです。おい、詩月」

宿の予約表を手早く繰り、イチノは彼らを部屋へ案内する。

「ご案内します。風通しの良い部屋ですので……お荷物、半分お持ちします」

貢の担いだ3人分の荷物を半分受け取り、イチノは彼らの前を歩く。





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