第2弾しましまパンツマン
「荷台に、和菓子屋の包みが入ってたけど」

でーんとしずっちから続けてメールを受けたイチノが、廊下を滑り込むように玄関へ走り込んできた。

「スカイランさん、それはお泊まりになるお客様の落とし物なので、預かっておきます」

「そう、良かった。大二郎さんの知り合いが今日から泊まるそうだね」

「はい、大学生が3名」

「温泉を紹介してもらってるみたいで」

スカイランは嬉しそうに話す。

そこへ車のクラクションを高らかに鳴らし、黒塗りのDWMが旅館の前に停まった。


荷物を抱え車から出た、なっしーは大二郎に礼を述べ、旅館に入っていく。

大二郎も大学生が来ているかどうかを訊ねようと車を降りる。

「……いらっしゃいませ、なっしー様」

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