第2弾しましまパンツマン
「で、その子が大二郎さんと相模市で会ったっていうね……」


噴き出した日本酒をパタパタと拭き、花吉が話を続ける。


「なんでも古い知り合いらしい」



ガラガラガラ~。
そこへキャピキャピした声で話しながら、パン屋のゆいむと本屋のしずっちが暖簾をくぐり、会釈する。



「凄かったね~」


「正直、あんなにスゴい演奏って期待してなかったんだけど」


「イチノちゃんが相模県まで、追っかけしに行ってる気持ちがわかった気がする」




< 7 / 91 >

この作品をシェア

pagetop