第2弾しましまパンツマン
「梅さん、知らんの!? 木六本やアレタ前でもスクリーンに修正堂の化粧水CM流れてるはずやけど……」
花吉は、『木六本の母』とまで言われる占い師が巷で旬の情報を知らないことに驚きを隠せない。
「化粧水は、自家栽培したどくだみを煎じ、手作りした物を使用している。トラブルには縁がない」
「羨ましい」
しずっちが、色白でシミ1つない梅サクラの顔をマジマジと見つめ呟いた。
プカリ浮かんだ紅い月はその間にも、ゆっくりと高度を上げながら移動したように思える。
梅サクラの顔が険しくなる。
「旅館に『曲者が現れた』と知らせよ。大二郎は……」
言いかけ、梅サクラは目を閉じ指を立て胸の前で弧を描き印を結んだ。
花吉は、『木六本の母』とまで言われる占い師が巷で旬の情報を知らないことに驚きを隠せない。
「化粧水は、自家栽培したどくだみを煎じ、手作りした物を使用している。トラブルには縁がない」
「羨ましい」
しずっちが、色白でシミ1つない梅サクラの顔をマジマジと見つめ呟いた。
プカリ浮かんだ紅い月はその間にも、ゆっくりと高度を上げながら移動したように思える。
梅サクラの顔が険しくなる。
「旅館に『曲者が現れた』と知らせよ。大二郎は……」
言いかけ、梅サクラは目を閉じ指を立て胸の前で弧を描き印を結んだ。