第2弾しましまパンツマン
「まあ!! イチノったら、あなた達まで巻き込んでるの?」


コルキの声が一際大きく、店内に響いた。


「いえ、違うんです。お店に来る、黒玉中学校のオーケストラ部の子達が詩月くんの話をしていて、気になって」


「イチノちゃんに話をしたら、一緒においでって」


「ほぉ……イチノちゃんは噂の彼の出没先をリサーチしていたってわけやね」

花吉が、顔に手を当て肘を付き、ポツリ言う。


「あ……そうなんだ~」

「偶然ではないんだね」

カウンターの中で、でーんが笑いを堪えている。





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