第2弾しましまパンツマン
「アスうさぎちゃん、電話切れてるよ」


しずっちがポソッと呟く。


「なっしーが居なくなっちゃって探してるんだって」

「そりぁーっ、大変やね」

「ねぇ、まさかとは思うけど……あの、なっしーはホンモノなのかな?」

「ん!?」

「だって、GWだよ。営業で稼ぎどきなのに、お休みとってるなんて……」


「ん………梨汁の雨が降る」

梅サクラの眼が宙をみつめ、鋭くなる。


「梅さん!? 何か視えるん?」


「ボン、キュッ、ポンの黒スーツが……」


「ボン、キュッ、ポン!?」

「……わけわからん」


ボン、キュッ、ポンの黒スーツと聞いて花吉は、ライダースーツに身を包み、大型バイクに股がる妖艶な女の姿を思い浮かべた。


「ズパン絡みなら……富士胸子やろうな」
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