大好きな君に
『心愛ちゃんって、ドS?』
光太郎の話によると、この会話がきっかけだったらしい。
『え?』
中学2年の夏。
私と百合と涼くんと光太郎でテスト勉強をしていたとき、涼くんに聞かれたのだ。
『んーどうなんだろう?
彼氏居たことないから。』
『ふぅん?だって光太郎。』
…なんでそんなこと聞くんだろうって思ったけど、気にしないでおいた。
百合と涼くんはこの時すでに付き合っていた。
そして、中学2年の冬。
光太郎に話があると言われ、学校の中庭で待っていた。
―なんだろう、改まって。
『心愛ちゃん!待たせちゃったごめんね?』
『いや?』
『寒かったっしょ?』
『…ってか話って?』
『…ぼ、ぼ、木刀持ってる?』
『………はい?』
『い、や、その、違うくて…
ぼ、ぼ、僕と…つ、つ付き合って下さい!!』
女の子みたいに目をウルウルさせて、
すごく可愛かったのを覚えてる。
『いいよ?』
それから私達は付き合うことになった。
_______
『心愛~』
ふと昔に浸っていた私、光太郎が声をかけてくれるまで脳内は中2へとタイムスリップしていた。
『な、なに?』
『紅茶!買ってきた!!』
相変わらず、可愛い顔で笑う。
『ありがとう。』
キーンコーンカーンコーン
昼休みが終わる。
『じゃあ、僕戻るね。』
光太郎の話によると、この会話がきっかけだったらしい。
『え?』
中学2年の夏。
私と百合と涼くんと光太郎でテスト勉強をしていたとき、涼くんに聞かれたのだ。
『んーどうなんだろう?
彼氏居たことないから。』
『ふぅん?だって光太郎。』
…なんでそんなこと聞くんだろうって思ったけど、気にしないでおいた。
百合と涼くんはこの時すでに付き合っていた。
そして、中学2年の冬。
光太郎に話があると言われ、学校の中庭で待っていた。
―なんだろう、改まって。
『心愛ちゃん!待たせちゃったごめんね?』
『いや?』
『寒かったっしょ?』
『…ってか話って?』
『…ぼ、ぼ、木刀持ってる?』
『………はい?』
『い、や、その、違うくて…
ぼ、ぼ、僕と…つ、つ付き合って下さい!!』
女の子みたいに目をウルウルさせて、
すごく可愛かったのを覚えてる。
『いいよ?』
それから私達は付き合うことになった。
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『心愛~』
ふと昔に浸っていた私、光太郎が声をかけてくれるまで脳内は中2へとタイムスリップしていた。
『な、なに?』
『紅茶!買ってきた!!』
相変わらず、可愛い顔で笑う。
『ありがとう。』
キーンコーンカーンコーン
昼休みが終わる。
『じゃあ、僕戻るね。』