大好きな君に
シャワーを浴びてスッキリした私はさっきのことなんて頭から抜けていた。
「涼乃。おいで?」
「っ!びっくりした!薫?」
「涼乃は分かってる?僕がどれだけ涼乃を手に入れるために努力したか。」
じりじり近づく薫に何故か後ずさりする私
「ど、努力?」
「うん。涼乃は馬鹿が嫌いって頭がいい人がいいって言った、だから僕は必死に勉強したよ。」
「ま、まさか中学のときの、」
「そうだよ?」
とうとう、ベッドまで追い詰められた。
「だから必死に勉強して、進学校に行った。今もずっと学年一位。勉強の合間には馬鹿すずがどこか行かないように彼氏に無理矢理なった。」
「だっ、だって、彼氏にしないと…ん!」
「ねぇ?どれだけ、涼乃を好きかわかる?」
「ん……ハァ……わかる。わかった。私も薫しか居ないよ?」
「そうしたのは僕だしね?」
「薫がそうしなくても、薫しかいない!こんな私を好きになってくれるのは薫だけ!」
「当たり前。」
ほかの害虫がつかないように駆除したからね。
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