君色。〜ずっと忘れない〜
〜体育倉庫〜

私は優也をまっていた。

ガラッ

優也「おっ前、ジャージまでビリビリにされてんの知ってたのか?とりあえず俺のだけどないよりマシだろ」
そう言ってジャージを投げてきた。

私は優也のジャージをきた。
ぶかぶかだけどあったかい。
ほっとした。

優也「あのさ、安川のやつまたお前になんかしてくるぞ。一部の男子は、やめろって言ってくれてるみたいだけどそれでもやるからかなりだろうな。やっぱり親にいったほうが……」

私「勝手なこと言わないで!親になんて……。家になんて帰りたくないのよ!家にも学校にも居場所がないんだから……」

優也「親となんかあるのか?」

私「あるよ……」
誰にも言ったことがないことだけど優也になら言える気がした。いや、言いたかった。
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