君色。〜ずっと忘れない〜
………それで母親に言われたことがすごい悲しくて、帰ってくるなって言われてる気がして……」
またハーブティー香りに包まれながら優也のお母さんに全てを話していた。
優母「辛いよね…。でもよくお母さんに声かけたね、偉いと思うよ。」
優也のお母さんは、頷きながら私の話を真剣に聞いてくれた。
すると急に私を抱きしめて
「今は、私のこと本当のお母さんだと思って甘えちゃいなさい。こうやって抱きしめると落ち着くでしょう?」
"お母さん" その温もりに心が揺れてまた涙がでてしまいそうになった。