新しい風
・・・次の日の朝・・・

『美紗は何か夢ないのか?』
と祐也に聞かれた。
『夢?』
『おぅ!将来何になりたいとか…』
夢か~…
私の夢…
私の夢は…
『あるよ!私は祐也のお嫁さんになりたい!!』
私は言った瞬間に自分の顔が熱くなるのが分かった。
そんな私を見て、祐也は笑顔で
『そんな夢、叶えてやるよ!』
と言ってくれた。
『ホントに?』
私が訪ねると
『当たり前だし!』と、さっきと同じ笑顔で答えてくれた。
凄く凄く嬉しかった。
『約束だよ!絶対、祐也のお嫁さんにしてね!』
『おぅ!約束な!』

それから学校まで手を繋いで歩いた。
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