新しい風
私は学校へ行って授業が始まるまで
屋上で時間を潰した。
1人で教室にいると
みんなの視線を感じて嫌だから…
高校に入学してまだ2ヶ月。
なのに私は学校を辞める。
高校に入らなかったら
私の人生は幸せなままだったかな…
なんて有り得ないか…
幸せなんて望んでも簡単に手に入るものではない。
私の沈んだ心とは反対に
目の前に広がる一面の青空。
『綺麗…』
心からそう思った。

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