新しい風
その男の子は祐也とそっくりだった。
でも祐也は今、野球部の応援に行っていてココにはいないはず…
私の勘違いだよね…
そう思い私は外を見るのを止めた。
すると買い物かごを持ったおばあさんがやってきた。
私は
『いらっしゃいませ!』と挨拶をしてレジを打ち始めた。
すると、おばあさんが
『いつも元気だね!
私はあなたに元気を貰うために
毎日ココに来てるんですよ。
昨日は会えなくて残念だったわ…』と言ってきた。
私は自分を頼りにしてくれる人がいるという事がとても嬉しかった。
『ありがとうございました!』
私はとびっきりの笑顔で挨拶をした。
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