新しい風
それから少し話をしていると私の家に着いた。
『もぅ着いちゃったね…』
『早いな…でも明日も会えるだろ!』
『うん、そ~だね!』
『じゃ、美紗、家ん中入れ!』
『ヤダ!昨日、私が入ったから今日は祐也を見送る!!』
『そか!じゃぁまた明日な!』
『うん…また明日ね!』
それから祐也は帰っていった。


私は少しでも祐也の傍にいたい。
だから私の家まで着くと祐也は必ず私に『家に入れ』と言うけど私は祐也の背中が見えなくなるまで祐也を見送る。
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