こんな私が恋をしてもいいですか?

放課後


私は、一人で机の上に書かれた文字を消していた。



「矢嶋ー?」


「はいっ!?」


「俺、職員室までプリント届けにいくから、掃除と、整頓よろしくなっ!」


そういって、彼は優しく輝いた笑顔を私に残していってしまった……



「最初……あんなに嫌がってたのに…」


私は、なんで急にあんな優しくなるの?


と、思った…


まぁ、いいけどね


いじめは変わらないし。



整頓しないと!



その時…


彼は私になぜ優しくしたのか……


私はまだ……



わかっていなかった……













< 12 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop