夜桜 ~あなたに出逢って~ 【続編】
楓「翔、ごめんね。私の不注意でこんな事になってしまって…」
翔は殴られたのが強すぎて少し血を流して気絶していた。
もう、こんな事起こって欲しくないと心から願った。
翔、何も出来ない弱いやつでごめんね。
翔を抱きかかえ家まで走って帰った。
そして、翔の手当てをしてゆっくり私の膝の上で寝かせた。
本当はベッドで寝かしてやりたいけど、この家に今日来たばかりで何もない。
翔の手当てをしていくうちに分かったのが、多分親…父親から暴力を受けているだろう、と思う。
だって、こんなとこ何回も殴らないとこんな大きな痣にはならないはずだもの。