Dear・・・
用事[Osamu.side]
治が元気を無くして数日。
今日は久々の出勤日。
出勤と言っても台詞ひとつ無いドラマのエキストラなのだが。
香子を職場まで送り、その足で現場へと向かった。
流れ作業のメイク、そして、何時間もの待ち時間。
やっと出番と思えば、それは数分で終わってしまった。
仕事は終わり、車へ乗り込む。
そして治の車は大阪一の繁華街へと向かっていった。
辺りは暗くなり、夜の街はきらびやかに彩られていく。
治は車を近くのパーキングに止めるとどの店にも目を向けず、ある場所を目指し黙々と歩いていく。
そして、街の明かりからは離れ、人通りの少ない路地裏へと入った。
路地の電柱の影に高校生であろうか十代半ばの一人の少年が立っている。
髪はさらさらとなびき、少し肉付きの良い肌は白く、整った顔立ちのその少年は明らかなほどその場に似つかわしくない。
治は迷わずその少年に向かっていく。
「貴之君…かな?」
貴之と治に話しかけられたその少年は、ゆっくりと頷いた。
「行こうか」
治は歩き出した。
貴之は黙ってその後ろを行く。
二人が目指す場所はただひとつ。
最も奥に面するラブホテルの前に来た時二人は止まっった。
治のリードで二人は中へと入って行った。
部屋に入り、一言二言、言葉を交わすと治はゆっくりと貴之をベッドへ押し倒していった。
服を脱がせ、優しく貴之の体中を愛撫していく。
今日は久々の出勤日。
出勤と言っても台詞ひとつ無いドラマのエキストラなのだが。
香子を職場まで送り、その足で現場へと向かった。
流れ作業のメイク、そして、何時間もの待ち時間。
やっと出番と思えば、それは数分で終わってしまった。
仕事は終わり、車へ乗り込む。
そして治の車は大阪一の繁華街へと向かっていった。
辺りは暗くなり、夜の街はきらびやかに彩られていく。
治は車を近くのパーキングに止めるとどの店にも目を向けず、ある場所を目指し黙々と歩いていく。
そして、街の明かりからは離れ、人通りの少ない路地裏へと入った。
路地の電柱の影に高校生であろうか十代半ばの一人の少年が立っている。
髪はさらさらとなびき、少し肉付きの良い肌は白く、整った顔立ちのその少年は明らかなほどその場に似つかわしくない。
治は迷わずその少年に向かっていく。
「貴之君…かな?」
貴之と治に話しかけられたその少年は、ゆっくりと頷いた。
「行こうか」
治は歩き出した。
貴之は黙ってその後ろを行く。
二人が目指す場所はただひとつ。
最も奥に面するラブホテルの前に来た時二人は止まっった。
治のリードで二人は中へと入って行った。
部屋に入り、一言二言、言葉を交わすと治はゆっくりと貴之をベッドへ押し倒していった。
服を脱がせ、優しく貴之の体中を愛撫していく。