俺様悪魔王子が溺愛したとき
ゾクッ
「てかさぁ、お前名前なんていうの?」
ガクッ、、知らなかったんかい!
「晒科...美羽」
「美羽な。俺は滝本優羽。優羽って呼べよ」
「は!?なんで!?」
「いいから呼べ。ほら」
「〜〜っ、ゆ、優羽!」
絶対顔赤い//
「よくできました」
そう言うと満足そうに頷き
「ん。」
そう言って手を差し出す優羽。
「な、なに?」
するといきなり私のポケットに手を入れ何かを探している。
「ちょ、なに携帯取ってんのよ!」
私の言葉を無視し、操作する優羽。
「これでよし、ほらよ、俺の連絡先入れといたから、俺が呼んだらすぐ来ること」
もう、なんか拒否するのも疲れた。
連絡なんて無視しちゃえばいいし。
「連絡無視なんてした日には
わかってんだろうなぁ??」
ひぃ!!閻魔大王に見えてきた!
そっか、みんなに言いふらされる、、こうなったら従うしかないじゃん。
むかつくうう!!!
キッと睨むと
「美羽どした、誘ってんのか?」
にやけながら言う変態王子。
優羽なんて変態王子でいいわ。
フッと笑って
「いけないこと...する?」
そう耳元で甘く囁く。
ドキッ
なにドキッとしてるの、私!
ちょっとびっくりしただけだよね。
「しないから!もういい?授業始まる」
「そうだな。じゃ、またな美羽」
そう言って、優羽は私の頭をぽんぽんして出ていった。
...どうなるんだろ、明日から。