俺様悪魔王子が溺愛したとき
やべぇ、先生から優等生だと思われてる俺は、何故か先生に雑用を頼まれてしまった。
だからか、お昼の時間が遅くなる。
ちっ、めんどくせぇ。
「おーい、優羽!食堂行こうぜ!」
「あぁ、今行く」
「どこも混んでるな〜、とりあえず
飯買っちゃおうぜ」
そう言って列に並ぶ。
俺の目の前の女がカレーうどんを
受け取って、俺が頼もうとした時だった。
バシャッ
...........は?
なんか体めっちゃ熱いし
ワイシャツが茶色く染まっている。
目の前ではカレーうどんをぶちまけたと思われる女が唖然としていた。
いやいや、唖然としてねぇで
なんか言えや。
と思いながらも、女が言葉を発するのを待つ。
すると、「す、すみません!!ほんとにごめんなさい!!大丈夫ですか!?」
そう言って、女がやっと顔を上げる。
女が息を呑んだのが分かる。
俺もぶっちゃけ驚いた。
なぜなら今朝、俺のことを憎らしそうに
睨んでたやつなのだから。