俺様悪魔王子が溺愛したとき

「これから俺の言うこと聞けよ」

気がついたら、こんなことを口走っていた。でも、言ったからには後には引けない。
こいつは拒否するんだろうな。それはそれでムカつくけど。

案の定、拒否しようとしたから
その言葉を遮ってやった。

こいつはさっき俺に何をしたか覚えてないらしい。だったら、思う存分おもいださせてやろうか。
と思ったら、冷や汗をかいて
やばいという表情をしている。

こいつ表情がコロコロ変わって面白い。
どうやってこいつをいじめてやろう。
そう思うと楽しい。


「ふぅん?この俺に逆らっていいの?」

悔しそうに唇を噛む。

カレーうどんぶっかけたことも
今日俺がこいつを引っ張っていったことも
周りの奴らは案外見てる。

そしたら痛い目見るのは多分こいつ。
もし、俺の目の届くところにいないと
周りの女達にやられんだろ。
それで俺のせいにされるのもゴメンだしな。


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