俺様悪魔王子が溺愛したとき
. . .は?
「ちょ、それはいくらなんでもおかしいじゃない!それに、優羽の彼女になりたい人なんて大勢いるし、それこそ火祭りにさせられる!私になんのメリットもない」
私にデメリットしかない命令。
昨日の今日でなんなの。
「1つ1つ答えてやる。いいか?
まず、俺の彼女になりたいやつはいっぱいいる。けどな、偽の彼女だ、俺のファンがなったら変な行動起こされかねないだろ。」
なるほどね。私なら変なことはしないと考えたわけね。
「それから、俺のファンがお前を火祭りにするかもしれないから嫌なんだろ?
そんなの簡単じゃん。俺が美羽を守ればいいだけの話だろ」
当然かのように言ってるけど、私にはドキッときた。
「あと、美羽にメリットがない?
俺にメリットがあるからいいんだよ。
仮でも俺の彼女になれるだけありがたいと思え?」
子供をあやすように、そう言う優羽。
「思えないし!てか、優羽のメリットってなに?」