俺様悪魔王子が溺愛したとき
3rd.優しいやつ?
溺愛Lv.4
はぁ...今日はいつもより疲れた。
絶対優羽のやつ、なんか企んでるよね、いきなりあんなこと言うなんて。
あ、でも女除けなら納得。
バレたらわたしの命はないことだけはわかるけど。
「...う!美羽!」
「ほぇっ!?な、なに?!心愛」
「なにだって?さっきから何回呼んだと思ってんのよ!」
話も上の空で全然聞いてないし...とブツブツ言う心愛に申し訳なさが溢れる。
「ごめんね!余裕なくって」
「なに、この間のカレーうどんぶっかけた王子と関係あるわけ?」
す、鋭い。さすが心愛さん
「心愛、聞いてくれる?」
「あんた、聞かないって言ったって話すじゃないの。早く話しなさいよ」
やっぱり心愛大好き、どれだけ素っ気なく言ってても、それには愛が感じられるもん。