俺様悪魔王子が溺愛したとき
「あ、あのね...」
〜〜♪〜
「美羽、携帯鳴ってるわよ」
なんでこんな時に!!
「もしもし!!」
「なに怒ってんだよ。
ちょっと2階の空き教室来てくんね?急ぎの用がある。」
そう言って切られる電話。正直めんどくさい。
でも、行くしかないか。
「ちょっと用事を思い出した!行ってくる!」
「は?あー、なんとなくわかった、行ってらっしゃい」
もうやだなあ。
ガラガラッ
「優羽〜!仕方なく来たよ!」
「おう、ってなに若干さっきからキレ気味なわけ?
こっちが怒りてぇわ。お前さ、俺の本性とかベラベラ喋るつもりじゃねえよな?別に付き合う事は言ってもいいけど、まさか俺のデメリットになるようなことするわけねぇよなあ?」
ブルッ 寒気がする。べ、別に皆には話すつもりなかったもん。大丈夫だよね。
「ちょ、待ってよ。言いがかりすぎ!でも、やっぱり相談できる人いた方が心強いもん。心愛にだけは話してもいいでしょ?」
お願い!と優羽に頼む。
「心愛?あー、あの美羽の親友か。
美羽の親友なら信用できるか、、いいよ。許してやる。」
そう口角を上げて笑う優羽。