俺様悪魔王子が溺愛したとき
........
滝本優羽
なんで!?なんで、よりによってこいつ!?
「大丈夫?怪我はない?
気づかなくてごめんね。このくらい大丈夫だよ」
...うそだ、この顔。。
ふざけんなって目の奥が叫んでる。
「やけどしてたら困ります!
私も納得出来ないので、何でも言ってください。
クリーニング代でもなんでも。。」
「クリーニング代なんて僕が言うわけないじゃん。
んー、そこまで言うなら、、
そうだなあ。じゃあ、君ちょっとついてきて」
そう言って、いきなり腕を引かれ
「きゃあああああ!!!」
女子の悲鳴が私の耳に響いた。
...うるさい。なにこれ、今日は厄日だろうか。
最悪だ、なんでこいつに。。
何を言われるんだろう。この王子とやらに。