王子様少女とお姫様少年
「ねぇ!神門ー!あれ乗ろっ?」
「げっ!俺、無理だって高所恐怖症だから」
美沙が指を指した先は、ウォータースライダー。
「…。」
実は、恥ずかしい事にウチも高い所や絶叫系は苦手だ…
「あれ?優ちゃん?どうしたの…顔真っ青だけど?」
「へっ!?あっ!何でもねぇよ?」
うわっ!思いっきり動揺しちまった!
「ふーん。優ちゃん一緒に乗ろっ!」
「えっ!!?マジで?」
「うん!もしかして怖いの?」
ここで怖いって言ったらダメだ!!
守るって決めたのに、こんな事で怖いなんて恥ずかしすぎるわ!