王子様少女とお姫様少年
「か、夏蓮!」
「チッ…せっかくいい雰囲気だったのに」
…?
舌打ち?
「ちゃんと私、謝りました。そしたら王子許してくれて…」
「ふーん。優ちゃんごめんね…僕、何も知らないで…神門の彼女に全部聞いた。」
聞いたんだ…
って事は、ヤキモチ焼いたことも!?
でも、まずは最初に謝らなきゃな
「夏蓮、ごめんな…避けたりして…なんも事情知らなかったのに」
ーーぎゅう
え…?
「ううん。僕が悪かったんだよ…こんな奴のバカみたいな罠なんかに騙されるなんて」
なんか、サラッとひでぇ事言ったよな…