王子様少女とお姫様少年




「か、夏蓮!」


「チッ…せっかくいい雰囲気だったのに」


…?


舌打ち?


「ちゃんと私、謝りました。そしたら王子許してくれて…」


「ふーん。優ちゃんごめんね…僕、何も知らないで…神門の彼女に全部聞いた。」


聞いたんだ…


って事は、ヤキモチ焼いたことも!?


でも、まずは最初に謝らなきゃな

「夏蓮、ごめんな…避けたりして…なんも事情知らなかったのに」


ーーぎゅう


え…?


「ううん。僕が悪かったんだよ…こんな奴のバカみたいな罠なんかに騙されるなんて」


なんか、サラッとひでぇ事言ったよな…




< 143 / 284 >

この作品をシェア

pagetop