王子様少女とお姫様少年




「っ!」


「はっ?」


え?え?


今何がおきたんだ?


「あんたね。普通は好きな人の幸せを望むでしょ?何、好きな人の不幸望んでんのよ!バカじゃないの!?」


美沙は、そう言った。


「はい…私がバカだって優季ちゃんに謝った時に気づきました…」


「姫と優季に謝ったの?」


「はい…。」

そう言ってコクと頷く愛梨ちゃん。



「だったら、私これ以上なんも言わない…どうせ優季は許してくれたんだろし、でもさっき言った事は心に閉まっておきなよ。」


そう言って最後に“私の大切な親友なんだからね”と言った。


< 146 / 284 >

この作品をシェア

pagetop