王子様少女とお姫様少年
「っ!」
「はっ?」
え?え?
今何がおきたんだ?
「あんたね。普通は好きな人の幸せを望むでしょ?何、好きな人の不幸望んでんのよ!バカじゃないの!?」
美沙は、そう言った。
「はい…私がバカだって優季ちゃんに謝った時に気づきました…」
「姫と優季に謝ったの?」
「はい…。」
そう言ってコクと頷く愛梨ちゃん。
「だったら、私これ以上なんも言わない…どうせ優季は許してくれたんだろし、でもさっき言った事は心に閉まっておきなよ。」
そう言って最後に“私の大切な親友なんだからね”と言った。