王子様少女とお姫様少年



「今は、何処にいる?」



「あっちら辺」


「ありがと…早く神門達の所に行きなね?」



そう言って、僕は全速力で走った。






「ハァ…ハァ…」



『ほら、行くぞ』


「嫌に決まってんだろうが!!離せ!」


優ちゃん!!


優ちゃんは、丁度変な男に車に乗せられるところだった。




「お兄さん♪私も行きたいなぁ~」


僕は、声を変えてそう言った。


『えっ!何この子ちょ~可愛い』


きもっ!



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