王子様少女とお姫様少年
「はい!そうです!本当に来てくれたんですね!バ夏蓮の悲鳴も聞けた所ですし早く退散しますね!」
そう言って暗闇の中に隠れた愛梨ちゃん。
愛梨ちゃん、喜んでくれたし良かったかな?
でも、問題は夏蓮だな…
「夏蓮?」
「う…こわいよ…」
ウチのせいだよな…
「夏蓮…ごめんな…」
ーーちゅっ
そう言って、おでこにキスをした。
自分から唇はハードルが高すぎるしな…
夏蓮は、びっくりしたのかガバッと顔を上げた。